インタビューシリーズ
Q. あっ、ハルちゃんが
知らない男の人と仲よさそうにお店に入っていきますよ!ど、どうしましょう?
A. 一ノ瀬トキヤの場合
A. 来栖翔の場合
<一
ノ瀬トキヤの場合>
ほう、あれは誰でしょうね。
おや、春歌偶然ですね。こんなところでどうしたんですか?
今日は一日仕事で、スタジオにいるといってませんでしたか?
随分あわてているようですが、まさか何か私に隠し事でも?
していない?
そうですか…では何をしていたんですか?
隠し事でないなら、言えますよね?何をしていたんですか、春歌。
ふう、言えませんか。そうですか。恋人の私に言えないことだなんて…
何ですか?言えないんでしょう? 無理に言う必要はありませんよ。
私のことは気にしないでください。
少し…そう、少しだけ悲しいですが……
ん…?
これは…私に?
これは…私が以前ほしかったジャケットではないですか!
限定でもう完売だと……月宮先生の紹介で、ショップの店長が店内BGMと交換で譲ってくれると?
まったく、君という人は…
ありがとうございます。うれしいですよ。
……ですが、あのように私以外の男と出歩くなんて、この嬉しいプレゼントのお礼とお仕置きをしなくては。
もちろん逃げられるなんて思っていませんよね?
私のかわいいお姫様。
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<来
栖翔の場合>
なっ・・・
あれ春歌だよな・・・?
誰だよあいつ・・・楽しそうにお茶なんかしやがって。
くそっ、春歌は俺んだって言ってやらないと…
いや、待てよ。彼氏としてそれは春歌を信用してないって事になんのか??
春歌を信じてないわけじゃないが、あんなに可愛いんだ。春歌にその気がなくても相手がどうか・・・
あいつそういうとこ鈍いし・・・やっぱり、あいつは俺が守ってやんねぇとな。
それに、春歌にとって何にもないはずだし声かけても問題ないよな、うん。
ってあれ?春歌どこ行った??
まずい、見失った…なにやってんだよ俺……
ん、春歌から電話…?
お、おう、どうした?今か?平気だぞ。
えっ、ドラマのBGM決まったのか!?まじかっ!
やったな!すげーじゃん、俺もがんばらねぇとな!
なぁ、俺今日もう仕事終わったんだけどよ、今どこにいる?お祝いに飯でもどうだ?
今まで脚本家の人と打ち合わせで…?
…何だよ…やっぱ仕事か……
い、いやいやいや、なんでもないぞ!気にするな。
俺も今その近くにいるから合流しようぜ!
ん?脚本家に夕飯誘われただぁ!!??
断れ、速攻断れ、んで速攻俺んとこに来い!
そんな男のことは気にしなくていい!
ん?何で男って知ってるかって?・・・・(何でこんな時に鋭いんだよ)
勘だ勘!で、そいつその反応だと男なんだろ!お前は俺以外の男なんか見なくていいんだよ!
俺だけ見てろっ!・・・いや、ちげぇ、いやちがくないけど。
と、とにかく。今すぐ俺んとこに来い。お前は俺の隣にいなきゃダメなんだよ!
だって、俺が王子でお前は俺だけの姫なんだからさ。
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