熱血・スパルタ土浦君のお料理教室
        本日の料理〜きんぴらごぼう〜


香穂子(以下:香)「さっ、ということで!今日から始まりました!熱血・スパルタ土浦君のお料理教室」
土浦(以下:土) 「いや、何がということでなんだよ!何で俺がそんなことしなきゃならないんだっ!」
香「え〜、だって、この前きんぴらごぼう教えてくれるって行ったでしょ?だから♪」
土「だからって、何で学校の家庭科室を借りてまで…つうかお前さっきから誰に向かってしゃべってんだ?」
香「え?気にしない気にしない!さて、皆さん。今回はさっき言ったとおり、きんぴらを作りたいと思います。土浦君の絶品きんぴらぜひメモのご用意を!」
土「いや、だからさっきから誰に向かって言ってんだよ…ここには俺とお前だけだろうが」
香「え?いや、読まれる方を思って・・・・いやいや、気にしない気にしない、その方が料理番組っぽくてよいでしょ♪」
土「しなくていいだろ・・・」
香「そんなことないって!!この方が楽しいよきっと!」
土「はぁ…まっ、お前が楽しいならいいけどな…てか、本当にやるんだな…」
香「それはそうだよ!こうして家庭科室まで借りて材料も揃えたんだもん」
土「(材料いきなりメールで聞いてきたから、家で作ってまた味見させてくれんのかと思ったら・・・)はぁ・・・」
香「あれ?何でため息?」
土「いや、俺の考えが甘かったなと思っただけだ。さて、やるならそろそろはじめるか」
香「は〜い♪そういえば、メールもらって思ったんだけど今回ごぼうだけなんだね、人参は?」
土「いや、人参とかこんにゃく入れてもいいんだけどな、今回はあえて一番シンプルなやつと思ってな」
香「そっか、今日覚えてそれをまたいろんな材料入れてアレンジっていうのも楽しそう♪」
土「そうだな、いつでも味見してやるから持って来いよな」
香「厳しそうな先生だ!」
土「まぁな。(お前の料理食べれるなんて特権もらえんならこの料理教室ってのもいいもんかもな・・・)」


香「よっし!じゃあ、ごぼうの下準備だね」
土「おう。んじゃ、まずごぼうのドロと軽く皮をおとすか。たわしでこすり落としてもいいんだが今回はごぼうを洗って包丁の背の部分で皮を剥くか」
香「了解。これでいいかな?」
土「おう、いいだろ。でだ、本来は千切りにしたいところだがささがきでもいいな。どうする?」
香「う〜ん、じゃあささがきで今回はやってみる!鉛筆削るみたいにすればいいんだよね?」
土「鉛筆って・・・まぁ、そうだな下に水のはったボール置いてそれに入れてく感じで切ればそのままあく抜きも出来る」
香「ほうほう。土浦君て本当に詳しいね」
土「いや、これぐらい普通だろ?」
香「え?それ言われると、女子としてなんかちょっと立つ瀬ないんですけど・・・」
土「そんなもん、これから俺とやってけばいいだろ」
香「え///」
土「///」
香「えっ、えっと、切り終わったら炒めるんだよね?」
土「あ、あぁ。今回唐辛子はあらかじめ輪切りになってるのを使うから問題ないな」
香「うん、今は便利だね♪」
土「じゃあ、フライパンにごま油を引いて唐辛子をいれて弱火でまず香りをだすんだ」
香「は〜い。…あっ、いい香りがしてきた」
土「よし、そしたら水切りしたごぼうを入れて炒める」
香「ごぼうを入れて、と」
土「で、油が全体に回って火が通ったらまず酒と砂糖な」
香「お酒と砂糖っと」
土「で、アルコールが飛んだら醤油をからめて、すりごまを入れると」
香「ふむふむ、これでいいのかな?」
土「おう、うまそうじゃん」
香「やった♪で、器にもりつけってっと」
土「最後に白ごまな」
香「・・・よし!できたぁ」
土「おう、いいんじゃないか?うまそうだ」
香「早速食べよう!あっ箸これしかないや・・・う〜ん、仕方ない土浦君先にはい!あーん」
土「なっ///」
香「ほらほら、落ちちゃうから、箸これしかないんだし」
土「(つっても・・・これは・・・腹くくるか・・・)おう、ん」
香「どうどう??」
土「ん、うまい。お前も食ってみろよ、ほら」
香「え??いや、私は自分で・・・」
土「ほら、箸ないんだし、落ちちまうだろ」
香「ずるい・・・いただきます…ん、おいしい!!」
土「だろ。前回よりもいいんじゃないか?」
香「うん。今回のは大成功だよ!ありがとう」
土「いや、なんだかんだ楽しかったよ、一緒に料理できたしな」
香「土浦君て料理やっぱり好きなんだね」
土「(そうとるか・・・まったく本当に色恋には鈍いな・・・)」
香「さて、次回は何を教えてもらおうかなぁ」
土「なっ…今回だけじゃないのか?」
香「せっかくだもん、またお願いします先生!!」
土「なんだよそれ・・・」
香「私に出来ることならお礼はするからさ!」
土「…なんでもか?」
香「私に出来ることだけどね」
土「じゃあ、お前の料理」
香「へ?」
土「お前の手料理はじめに食べる権利」
香「そんなことでいいの?」
土「それがいいんだよ(これから先お前の手料理を真っ先に食べるのは俺でありたいだなんてな)」
香「そんなことでいいならいくらでも!やったね。次はなんにしようかな♪」
土「俺のわかるやつにしろよ。まったく」



―お前だから、お前だからどんな面倒なことでもやってやる。大切なお前のためだからな―









あとがき??
さて、突発料理ネタ(苦笑)どうでしたでしょう?
これはゲストをお招きしても楽しそうですね(笑)
こんな料理でとか、ゲストはこの人ってのがあればどしどしどうぞ!
ちなみに上記材料の詳細はこんな感じでした。
材料
ごぼう 太1本
すりゴマ 大さじ2
煎りゴマ 大さじ1
唐辛子 1〜2本

ごま油 大さじ1
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ1.5
酒 大さじ1
(調味料の分量はお好みで♪)

ではでは、つたない文章ではありましたがここまで読んでくださりありがとうございました。
 

2012.8.7  翼希
【戻る】